黒天目釉の上に椋の葉を置いて焼き付けています。
葉脈の珪酸分が釉薬に溶けずに反応し自然の型として残るのだと思います。
木葉が乳濁釉の役目をしています。
増穂登り窯 山梨県南巨摩郡群増穂町 標高約800m正面に富士山を眺望できる風光明媚な環境にあります。
窯主 太田様のご協力で多摩陶芸会有志メンバーで年1度 10年薪釜焼成に挑戦しました。
ガス窯の中に「さや鉢」を入れ炭・籾などで作品を炭化させます。
薩摩焼の手法の一部で、長い間親交の合った故内山先生から師事を受けた技法です。
本場では高楼が主ですが、私はランプシェードに使用させて頂きました。
窯の温度が1000度になったら炉内に塩を投入一瞬塩素ガスが出ますので住宅地では出来ない焼成です。
一般の窯ですと直ぐ窯が傷んでしまいますので、専用の塩釉窯を使用します。
陶磁器の絵付けは、主に素焼きの上に描く下絵付け、本焼きした上に描く上絵付けが有ります。
私は呉須で描く下絵付けですが、現在イラスト画を勉強中で、出来るだけ少ない線で山野草などを器に描き今後も楽しんで行こうと思っています。